宝くじ買うなら株を買え!リターンの“期待値”

資産運用

こんにちは。
30代独身持ち家女子、しょうこです!

みなさん、宝くじを買ったことはありますか?
私はつい先日宝くじ売り場の前を通りまして、夢と期待を膨らませて宝くじを買っていく人の姿を見て、正直こう思いました。

「あぁ・・・もったいない(泣)」

他人の夢を壊すつもりはないのですが、宝くじよりももっと確実にお金を増やす方法はあるのに、もったいない!どうせお金を払うなら、投資しましょう!

今回は、宝くじが当たらない理由と夢を買うなら宝くじよりも株を買おう!というお話をします。

宝くじをやめて投資した方が良い理由

ちょっとだけ数学の“確率と期待値”の話

みなさん、数学で“確率”“期待値”について習ったのを覚えていますか?
覚えていたとしても、日常でこういう考え方をした経験は少ないのではないでしょうか。
宝くじやギャンブルでは、この“期待値”の考え方が非常に重要です。

ちょっとこんな問題を考えてみてください。

問題

1回1000円でさいころ1つ振って出た目の数×300円もらえるゲームに挑戦します。
このゲームで参加者が期待できる報酬はいくらでしょうか?

運が良ければ1000円払って最大1800円もらえるかもしれないというゲームです。
でも1000円払ったのに300円しかもらえないかもしれません。
このゲームが自分にとって得するゲームか損するゲームかを見極める指標になるのが“期待値”です。
高校1年生の数学で習う考え方ですが、覚えているでしょうか?

答え

300円×1/6+600円×1/6+900円×1/6+1200円×1/6+1500円×1/6+1800円×1/6
                                 1050円

この数値は、「1PLAY1000円のゲーム1回あたり50円の利益が期待できる」ということを示しています。
もちろん、1回目でいきなり1~3の目が出てしまい損をする確率は50%ですが、何回もこのチャレンジを繰り返していると、損益の通算は「1PLAYあたり50円」に限りなく近づいていくと考えられます。

1回1000円払って50円の利益がわざわざチャレンジするほどの金額は人それぞれとしても、やって損をするゲームではない(もし損をしても取り返せる)と考えられます。

年末ジャンボ、サマージャンボ宝くじの期待値

では、みんなが夢を膨らませる「ジャンボ宝くじ」の期待値はどうでしょうか。
2023年夏のサマージャンボ宝くじの当選金額と本数をもとに計算します。

販売されている宝くじの枚数は2億4000万枚です。
この宝くじの期待値を求めると

ジャンボ宝くじの期待値

5億×24本/2億4000万本+1億×48本/2億4000万本+10万×・・・・(以下省略)
                                  =141.49円

1枚300円の宝くじを買って、得られるのは141.49円。
宝くじ1枚あたり159円ほど、つまり支払った額の半分以上損をしているということです。
よほど運が良ければ別ですが、数学の確率論からすれば「今度こそ当てるぞ!」と購入枚数が増えれば増えるほどこの理論値に近づいていくはずなので、一攫千金を狙って宝くじを買えば買うほど、お金は半分になっていく。

それが宝くじの真実です。

投資の期待値

投資の期待値は購入した株の銘柄や経済的要因などに影響されるため一様に上昇・下降の確率を簡単に求めることはできませんが、ある程度推測可能です。

経済的指標(PER)から考える

PERとは1年間に企業があげた利益(1株あたりに換算)と株価の比率であり、通常は株価の割安性を判断するのに用います。
別の捉え方として、「今この株を買ったら何年で元がとれるか」を示す指標にもなります。
PER=10~15くらいが割安性の目安となるため、割安株ならば10~15年以内には元がとれるという計算。

割安株・優良株を見極める指標について詳細に説明している記事はこちらです↓

もちろんその間、配当金や株主優待などの恩恵を受けられる他、健全な経営をしている会社であれば業績も順調に伸び、元がとれる以上の利益は確実に得られます。
宝くじは1回買って、結果が発表されたらそれっきりです。
10年持っていたら元値以上の価値になっているというものではありません。
株は持っている間に値動きはするものの、そう簡単に価値が半分以下になることはないため、損をすることもあるけれど損失は宝くじよりは小さく、長く保有していればプラスになる可能性は十分にあると言えます。

統計的なデータから考える

今度は別の角度から考えてみます。

投資をしている人の投資成績の統計データから期待値を割り出します。
2021年の投資成績についてアンケートをとった結果があったのでこれをもとに1年間の投資成績の期待値を考えてみます。

この統計を見ただけでも、投資によるリターンが10%前後あった方が圧倒的に多く、宝くじのように半分以下になってしまう人はほぼゼロに近いことがわかりますね。
これを元にExcelで投資成績の期待値を計算したものがこちらです。

上記の表の通り、投資成績の期待値は11.53%となります。
低めに見積もるため、「わからない」と回答した人は一番投資成績の低い「-70%」に含めて計算しています。
どの程度投資に精通した人が回答したかわからない部分はありますが、やはり年利は10%前後、初心者でも数パーセントは狙えるだろうということが伺えます。

宝くじ100枚(3万円)買ったら1万5千円損をする可能性が高く、3万円分の株を買ったら1年で3000円得する可能性が高いということ。しかも、株は今年ダメでも持っておけば配当金が入り、来年以降にプラスになる可能性がある。

買えば買うほど半分お金がなくなっていく宝くじと、買えば買うほど10%分お金が増えていく株なら、どちらを買うべきかは一目瞭然ですね。
一度に何億もの一攫千金は狙えなくても着実に10%ずつ資産が膨らんでいく株は、小金持ちになれる可能性を数学的、統計的に十分に証明できるのです。

いや、確率は低くても株で大損してる人いるじゃん?

先ほどのアンケートの結果を見ての通り、1年間に60%以上損をしたという人もいました。
「それが怖いから株には手を出せないんだよ!」という方も多いと思います。

このアンケートにおいて、大きく損をした方達がどんな投資をしていたかはわかりません。
しかし、大損しやすい投資の仕方というのは推測することができます。
保有していた株が上場廃止になった、なんてそんなにしょっちゅう起こることではないので安心してください。

【大損しないための投資のコツ】はこちらの記事に書いてあります。

【大損しにくい株、“ETF”】についてはこちらの記事を参照してみてください。

【資産運用のリスク分散】についてはこちら↓

宝くじを買うよりも投資の方が利益見込める理由 まとめ

誰もが一攫千金の夢を膨らませて買う宝くじ。しかし、数学的・統計的に考えると絶対に得をしない仕組みになっていました(苦笑)

一方で株は1年間で期待できるリターンは10%前後、もし1年でリターンが得られなくても何年も持ち続ければ少なくとも元はとれる可能性の方が高いことがわかります。

株にリスクがないとは言いません。でも、一攫千金を狙うから大損するのであって、堅実にバランスを考えて利益を積み重ねていけば、年利10%は普通に狙えます。

投資を初めて1年足らずの私が8ヵ月で50万稼いだ投資方法を良かったら参考にしてみてください。

この期待値の考え方、覚えておいて損はないのでぜひ活用してみてくださいね!

宝くじが実は損しかしないとわかった方はぜひ、投資を始めてみましょう!

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