【投資初心者のお勉強】なぜ米国株?日本株じゃダメなの?

資産運用

こんにちは。
30代独身持ち家女子、しょうこです。

前回までの記事で、投資初心者の投資対象商品には、米国株ETFがおすすめだとお伝えしてきました。

でも、米国の企業ってAppleやMicrosoft、Google、Amazon、コカ・コーラやジョンソンエンドジョンソンなど、世界中に知られている有名企業もあれば、あまり日本では馴染みのない企業もありますよね。

投資というのは、その企業にお金を出して応援するということでもあるので、
できればいつもCMで見ているような馴染みのある企業に投資したい・・・
でもおすすめ投資先は米国株ETF。なぜ日本株ではないの?

今回はその点について勉強します。

初心者の投資に日本株よりも米国株の方がおすすめな理由

原則、購入が100株単位

米国株は1株単位から購入ができるのですが、
日本株は基本的に100株単位です。

米国株は1株が数万の銘柄がゴロゴロあるので、
1株あたりで考えると日本株は安いのですが、
数千円の株でも、100株となると数十万円を1つの銘柄に1度にまとめて投資しなければなりません。

投資は時間を味方につけ、
定期的に少しずつコツコツ貯めることでリスク分散と安定したリターンが得られます。
これはドルコスト平均法と呼ばれていますが、
100株いっぺんに買って一度に数十万もかかるのでは、この投資手法は成り立たないため、
1株単位で購入できる米国株の方がローリスクミドルリターンを得やすいのです。

ドルコスト平均法についてはこちらの記事で紹介しています。

ETFの内容がイマイチ

日本にもETFがあるにはあるのですが、
あまり良い商品がないらしく、日本のETFの積み立てしてます!
という人はあまり見かけない印象です。

たくさんの人が投資している銘柄が必ずしも伸びると言い切れないですが、
流通量が少ないのであればリスクが高くなってしまいます。

ETFならば先述のドルコスト平均法問題を解決できるのですが、
イマイチ振るわないということなので仕方ないですね(^^;

値動きが激しい

日本株のチャートを見ると、上がったり下がったり、
ギザギザになっていることが多いようです。

アメリカ株ももちろん短期的には上がりも下がりもするのですが、
日本は特に短期間のアップダウンが激しいそうです。

つまり、購入した後に激しく値上がりしたり値下がりしたりするので、
「ここまで上がったから下がらないうちに売った方が良いのかも・・・」
「昨日まで上がってたのに、今日突然暴落して下がりっぱなし・・・」
など、日々の値動きに一喜一憂することになりメンタルを平静に保てません。

結果、待っていれば上がったのに損切のために売ってしまったり、
買わなくて良いタイミングで買ってしまったり、
投資で利益を得るには“長期目線”で物を見るのが大事なのに、
短期間の値動きに怯え、踊らされて余計な行動をするハメになってしまいかねません。

“会社”と“株主”の関係性

日本とアメリカとでは、会社と株主にまつわる文化が異なります。

アメリカでは、会社は出資をした株主のものと考える文化があるため、
事業で得た利益は株主に還元しようという意識が高いです。
或いは、利益が出なかったとしても、
「次頑張るのでよろしくお願いします」と必ず配当を出します。
業績が悪いときでも株主への還元を行う傾向があるから、アメリカには連続増配株が多いんですね。
配当を出さない会社も、利益を自社への設備投資に回し更に業績を上げて株価を上げることで株主に還元しています。

一方で日本は会社は従業員のものと考える文化であるため、
業績が悪ければ株主への還元は減る傾向にあります。

会社によっても傾向は違うと思いますが、
どうせ株主として投資するなら、株主を大切にしてくれるところに投資したいですよね。

配当金や株主優待と企業の成長性

米国株は、何十年連続増配、という企業が当たり前にゴロゴロいます。
先述の通り、アメリカでは株主への還元意識が強く、
配当金が高い傾向にあるからです。

日本でももちろん高配当株はたくさんありますが、
アメリカほど株主に対する還元意識は高くないため、
企業側の事情で配当金の減配や株主優待の中止が行われる場合もあります。
もらえる恩恵が少なるなる上に、
減配・株主優待中止となれば株主でいるメリットが少なくなるため、
当然売る人が出てきて株価も下がります。

また、日本の高配当株には成熟企業が多いため、
企業がこれ以上成長しにくい=株価が伸びにくい
という特徴があります。

日本株に投資したい場合はどうすれば?

投資の原則、日本とアメリカの文化の違いなどから、
日本株への投資はあまり初心者向きではないということがわかりました。

でも、それでも日本の方が馴染みがあるし、応援したい企業だってありますよね。
世界一の投資家、ウォーレン・バフェットも最近、日本の株を買ったため、
日本株にも注目が集まっています。

私もいくつか日本株に投資しています。
利益も半年で20万近く出ていますので、初心者にしては上出来じゃないかなーと思っています。
ここからは日本株に投資する場合の私なりのコツをまとめますので良かったら参考にしてください。

本当に応援したい企業から選ぶ

個別銘柄に投資するときは、利益だけでなくその企業を応援したいかどうかも含めて検討してください。

中身の入れ替えが可能なETFと違って、個別銘柄はその企業の業績や信頼が下がれば株価も暴落し、
簡単に補うことができません。
一時的には下がっても、良い会社ならばいつかはまた上がってきます。
投資は数年、数十年単位で考えて行うものなので、
もし暴落して含み損が出ても、いつかそれ以上の利益が出るまで待てるくらい、
その企業に対して好感や愛着を持っていることが大切です。

いつも行っている店とか、よく利用している商品とか、CMのセンスが好き、とかでも良いので、
自分の中で、利益以外にもその企業の好きなところを見つけましょう。

高い株には手を出さない

どんな株でも暴落のリスクはあります。
紙切れ同然になって二度と戻らないことだってあります。

1万円の株が紙切れになるのと、
500円の株が紙切れになるのと、
どちらが痛手でしょうか?

高ければ高いほど下がり幅は大きくなる可能性がありますし、
ちょっとした値動きも、高額株は値幅が広くなるのでやっぱり不安にはなりますよね。

なので、私は日本株1株あたりは3000円までに決めています。
これでも紙切れになったら最悪ですが、
そこまで言っちゃったら投資なんてできません(^^;

高配当株または連続増配株から選ぶ

「え?さっき言ったことと矛盾してない?
日本の高配当株って、株主への還元意識薄いから、減配によるリスクあるって言ってなかった?」
と思われるかもしれませんが、敢えてそこを逆手にとります。

私の場合、日本株への投資は短~中期狙いです。
毎月の給与の中から毎月何万かを米国株ETFに積み立てていても、
既に貯まっている貯金が銀行で遊んでいたらもったいないので、
積み立て用資金の足しになるよう、
短期で出稼ぎに行ってもらうつもりで投資しています。
基本的には数か月単位で利確する予定のため、利益目標も低めです。
低めといっても、10%程度の設定なので、そこそこの期待値ではあるのですが(^^;

割り安になっている銘柄を見極めて1年以内に売る心づもりで購入し、
配当権利確定日直前など、多くの企業が値上がりするときを狙って売却し、
その利益を米国ETF積み立てに回しています。

しかし、投資はうまく行くときばかりではありません。
だから短期戦でうまくいかなかったときのことも考え、
長期戦に備えて高配当株・連続増配株を保有することで長期保有のメリットも享受しています。

ただし、あくまで“安い時を狙って買う”ことが条件ですね。

割安株を見極める指標

割安株というのは、“その会社が持っている価値”に対して株価が割安であることを言います。
会社が持っている価値というのはつまり、会社が持っている資産や売上のこと。

しかし実際のところ株価は、企業の資産価値以上に株自体の人気によって大きく変動します。
株主優待や配当金が魅力的な企業や、将来性が見込まれる企業は現時点での企業の価値以上に人気が集まり、株価が高くなります。
一方で、例えば配当金の権利を得た直後などは、売り払う人が多いので株価が下がりますが、企業の資産価値が減ったわけではありません。
企業自体の業績が良いのに、日本全体の経済が不安に駆られているときも、影響を受けて下がることもあります。
こういうときに“割安”になるんですね。

私がチェックしている数値はPBR、PER、PCFRです。
経営指標からの割安株・優良株の見極め方についての記事はこちら↓

自分なりにスコア化して購入の是非を決める

割安の目安以外にもチェックしている数値があります。

例えば、配当性向や自己資産割合、ROEなど。

配当性向は企業の利益のうち、どれくらい株主に還元しているかを示す値であり、
高ければ株主への還元意識が高く、
かといって高すぎたら無理をして株主に配当金を支払っていることになるので、
高すぎても良くない、という数値です。
多少無理をしても配当金を払ってくれるかどうかは、
会社の資産のうち自己資産の割合(銀行からの借金ではない資産)がどれだけあるかで、
配当金を支払う余裕があるかどうかもチェックした上で高配当株に投資しています。

これらの数値をスコア化して、スコアの高い銘柄を買うようにしています。
私流ですが、スコア化の仕方もこの記事にまとめています。

迷ったら、キネオロジー反射に頼る(笑)

キネオロジー反射とは、例えば、
左手に好きなものや体に良いものを持った状態で前屈すると何も持たないよりも深く前屈することができ、
一方で嫌いなものや体に悪いものを持った状態で前屈すると、いつもより体が硬くなり、前屈が思うようにできないというものです。

要するに、手に持ったものが自分にとって良いものならば、必要な力が入りやすくなったり、無駄な力が抜けたりという反射が起こるわけです。
自分の中にYes or Noで答えられる質問をしながらやるとYesとNoで反応が変わります。
私が通っていた整体師さんも体のどこが悪いのか調べるのにやっていました。
オカルト的なものではなく、れっきとした有名な反射ですのでやってみてください。

やり方は前屈だけではなく、たくさんのやり方があるので調べてみてください。
要するにYes(または好き)だと力が入りやすい、逆だとうまく力が入らない、
という区別がつけられれば割と何でもありです。

ただし、株のようにたくさんの人の思惑の絡む事象では結果の精度は下がります。
その時点で起こりうる予想と、誰か1人でも違う行動をしたら、
他の人の行動もすべて変わってくる可能性があるので。
あくまで購入を検討している銘柄の、最後の一押しくらいの感覚で使った方が良いですね。

米国株・日本株比較まとめ

米国企業には、日本企業には少ない“株主に還元する”意識が高いため、
高配当株が多く、長期投資を行いやすいという特徴があります。

日本企業に投資する場合は、
その銘柄が今割安なのか、配当や業績にまつわる指標をきちんとチェックした上で、
投資する銘柄をじっくり検討する必要があります。
短期間の値動きに振り回されないよう、
何か好感を持てる理由があり、利益が出るまで待とうという気持ちが持てる企業に投資するようにしましょう。

日本に住んでいるからには、日本の企業の応援も、していきたいですね!

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