ボーナスの使い道は投資に決まり!20代~30代が知っておくべき投資のメリットと始め方

資産運用

みなさん、夏のボーナスはもうもらいましたか?
私はまだなのですがいよいよあと10日くらいで支払われる予定です!

もうもらった人も、そうでない人も、ボーナスの使い道は何か考えているでしょうか。
買いたいものが決まっている人、夏休みの旅行に使う人、貯金をする人など様々だと思います。

今回はぜひ、ボーナスの使い道の選択肢に【投資】を加えてほしいと思い、ボーナスを投資に使うとどんな良いことがあるのか紹介します!

ボーナスの使い道は投資に決まり!

ボーナスをたくさんもらえたら嬉しいですよね!
そのボーナスで念願のほしいものを自分へのご褒美としてプレゼントしようと考えている人も多いはず。

でも、ちょっと待ってください。
投資をすれば、もらったボーナスから更に多くのボーナスをもらうことができるんです!

投資は将来の自分へのプレゼント

投資をすると、今の自分にあげるご褒美を買う資金は少なくなってしまいますが、
長い目で見ると資産を増やすことが可能なので何倍もの金額になって自分に返ってくる可能性があります。
配当金や株主優待、売買差益などが積み重なり、大きな利益となり、得られた利益を更に投資に回せば資産は雪だるま式にどんどん増えていきます。

ぜひ、投資で資産を増やして“お金のために必死に働かなくて良い自分”を将来の自分にプレゼントしてあげてください。

投資はお金の勉強にもなる

投資をすることはお金や経済、税制などの勉強にもなります。
日本や世界の経済事情が自分の利益に直結するようになるので、勉強しようという意識が格段に高まります。

日本では「お金は銀行に預けておけば安心」という風潮が強く、銀行にお金を貯めこむだけ貯めこんで使ってくれないので、経済が盛り上がらないという課題に長いこと直面してきました。
銀行は個人のお金を預かって管理してくれているわけではなく、更に他の企業や個人に貸し出して利益を得ています。だから、銀行にお金を預けるのは銀行に投資しているのと同じ。

だったら、個人にとっても銀行にお金を預けるのは利回りが悪すぎるから、投資した方が個人にとっても経済にとってもメリットが高い、ってわけです。
でも、親世代から脈々と受け継がれてきた「お金は銀行に預けるもの」という固定観念がなかなか払拭できなくて政府も苦労しています。

日本ではこのあたりの金融教育が弱かったので、今の高校生には金融教育がカリキュラムに組まれています。それすらも、海外ではとっくに当たり前。
時代に乗り遅れないように、しっかり投資やお金の使い方や管理についてしっかり勉強しておきましょう!

投資は楽しみながら資産を増やせる

投資をすると配当金や株主優待、売買差益などによる不労所得を得ることができるので、残業まみれになって必死に働かなくてもある程度の収入を得ることができます。
お金に働いてもらって、自分は労働に縛られない自由な時間を得るのです。

疲れて体を壊すほど働いて残業代で資産を増やすのと、家族や友人過ごしたり趣味を楽しんだりしながら資産を増やすのとでは、どちらが良いでしょう?

最近はFIRE、サイドFIRE、バリスタFIREという言葉も流行っていて、投資や副業で不労所得を得て、早期退職にて労働から自分を解放してあげる(サイドFIREやバリスタFIREの場合は足りない分だけ労働で補う)という考え方が浸透しつつあります。

世の中大抵のものはお金で変えますが、時間と命だけはお金を払っても取り戻せません。
もちろん、あなたが今ボーナスで買おうとしているものが、あなたの心や人生を豊かにしてくれるものならば、それは最高のお金の使い道です!
でも、時間をお金で買える方法があったら、それって最強のお金の使い道だと思うのです。
すごく楽しみにしていること、すごく欲しいもの、それを手に入れるための時間とお金を稼ぐことができる方法、それが投資です。

ぜひ、今後はボーナスの使い道の選択肢の一つに、投資を加えてみてください!

20代~30代が知っておくべき投資のメリット

投資をすることで資産を増やすことができ、ボーナスを投資に回すことでボーナス以上のメリットがあるということはご説明しました。
今度は投資で資産が増える仕組みやメリットについてもう少し詳しく紹介していきます。

複利効果で長期的に資産が増える

「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」

この言葉を知っていますか?
アインシュタインの有名な言葉です。

なぜ、複利が人類最大の発明なのか。
複利によって人は大成功を収めることもできれば、破滅に陥ることもあるからです。

例えば、年利10%で100万円投資したら、1年後には110万円になります。
増えた10万も含めて投資に回せば2年後には121万円。
これを繰り返すと10年後には260万円くらいになる計算です。
逆にこれが借金だったら・・・どれだけ恐ろしいことか、わかりますよね。

ちなみに年利10%が現実的な数字なのか?というと、
一般論では年利10%くらいが理想とされているけれど、初心者がいきなり狙うのは厳しいかもね、くらいの数字です。
しかし、数学的・統計的な考え方でいえば現実的な数字ではあります。
初年度でいきなり達成できなくても、何年も投資をしているうちに限りなく10%には近づくはずです。

詳しくは、こちらの記事で詳しく解説しています。

税制優遇や手数料割引などの特典がある

日本では今、国を挙げて国民の金融リテラシーを上げ、一般国民に投資をさせようと様々な政策を打っています。「投資をした分の税金は優遇するから、積極的に投資をしてね!」ということですね。
NISAやつみたてNISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)、DC(企業型確定拠出年金)などが該当します。

それぞれの簡単な違いは以下の表にまとめました。

仕組み優遇される税金
NISA
つみたてNISA
個人が自分で投資商品を選び、運用する投資で得た利益に対する所得税
iDeCo・個人が自分で投資商品を選び、運用するが、運用資金は会社が給与から天引き
・運用手数料は自己負担
(会社がDCを実施していなくてもできるが、上限額はDCよりも低い)
・投資で得た利益に対する所得税
・社会保険料
・天引きされた運用資金は課税所得に含まない
(見かけ上給与としてもらっていないことになっている)
DC・個人が自分で投資商品を選び、運用するが、運用資金は会社が給与から天引き
・運用手数料は会社負担
(会社が福利厚生として実施)
・投資で得た利益に対する所得税
・社会保険料
・天引きされた運用資金は課税所得に含まない
(見かけ上給与としてもらっていないことになっている)

NISAやつみたてNISAは2024年に更に拡充されることが既に発表されています。

iDeCoやDCの運用資金は“給与を受け取ったとみなされていない”というところがポイントです。見かけ上の年収が下がるので、所得税率や社会保険料まで下がってくる可能性があります。

1点だけ注意が必要なのは、社会保険料が下がるということは、自分が受け取る側になったときには、その直前の給与を基に受給額が決まるということ。
例えば育児休業給付金は産休直前3か月の給与を基に決まるので、そのときにiDeCoやDCで見かけの給与が下がっていると、もらえる額まで減ることになるのでその点は注意が必要です。

それでも、これだけの税制優遇をしてくれるということは、それだけ国民に投資をしてほしい、ということの表われなので、ぜひ、その投資のメリットと税制優遇双方のメリットを存分に享受してください。

自分の興味や価値観に合わせて選べる

お金を出して企業に投資するということは、その企業を応援する、ということです。
自分の好きな企業、お気に入りの製品を開発している企業にはもっともっと頑張ってもらいたいですよね!

「どこの企業に投資したら良いかわからないよ・・・」という人も、投資信託を利用すれば、企業単位ではなく、業界別、国別などカテゴリに対して投資し、どの企業に投資するかまでは運用会社にお任せすることも可能です。

例えば、ハイテク企業に投資したい、AI開発に力を入れている企業に投資したい、宇宙開発、車・・・など応援したい“事業”に対して投資することができるので、初心者には個別銘柄に投資するよりも投資信託を利用することをおすすめします。

投資信託について、詳しくはこちらの記事で解説しています。

投資を始めるための準備とコツ

投資のメリットがわかったところで、初心者がいきなりボーナスを投資につぎ込むのは不安ですよね。
そこでまずは、投資を始めるために心得ておくこと、リスクを最小限にしてリターンをしっかりと得る方法をお伝えします。

目的と期間を明確にする

投資というのは原則長期間で行うものです。
今日お金を出して投資をしたからといって、明日にはその企業が急成長していることはありませんよね。
あなたが投資したお金で設備投資をしたり、新製品の開発費用に充てたりして、より良いサービスや製品を生み出して利益を得るから企業は成長するのです。

ですから、投資を行うときはある程度の期間(短くても数か月以上)株を保有し、その企業の動向を見守るべきです。株は短期的には国や世界の景気の影響を受けて上がったり下がったりします。
しかし、優れた企業であれば景気の影響を受けながらも、長いスパンで見たときには右肩上がりで上昇していくはず。数年経てば株価が何倍にもなっていることがあるので、短期で売ってしまうと後で後悔することもあります。

【どのような投資商品】に、【売却益or配当金】で【どれくらいの利益】を見込んで、【どれくらいの期間】で決着をつけるのかを、予め考えておくことが購入や売却のタイミングを逃さないコツです。

私の場合はざっくり、米国株を中~長期投資に、日本株を短~中期投資と決めています。
この考え方は以下の記事にまとめていますので良かったら参考にしてください。

リスクとリターンのバランスを考える

投資をするとなると、つい一攫千金を狙いたくなるものです。
しかし、プロであっても投資商品の値動きはそう簡単に読めるものではありません。
実際、投資信託の中でもプロが積極的に利益を狙って運用するアクティブファンドよりも、機械的に一定の指数との連動を狙った運用をするインデックスファンドの方が投資成績は良いという結果が出ています。

つまり、欲をかかずに良質な投資商品に淡々と投資をしていた方が良い投資成績を残せるということです。大きな利益よりも小~中くらいの利益を得てその利益を更に投資に回せば着実に資産を増やすことができますよ。

以下の記事で投資をする上での心構えを紹介しています。

情報収集と分散投資をする

投資商品の値動きは政治や経済、それも国内のみならず世界中の影響を受けます。
そのため、世界経済や政治情勢のニュースや各企業が発表している経営に関する情報などを常に仕入れておかなければ、ある日突然株価が暴落したりして痛い目を見ることになります。

かと言って、SNSなどで他人が流している情報のすべてが正しいとは限りません。
他人の意見に流されて不利な情報を信じ込まないためにも、きちんと情報を集め、自分の中で一定の基準、一定の見解を持っておくのが失敗しないコツです。

それでも、投資に絶対などありません。
だから一つのものに賭けるのではなく、様々な銘柄、様々な投資対象に分散しておくと、いざというときのダメージが少なく済みます。

分散投資についての考え方や投資商品の選び方はこちらの記事を参考にしてください。

ボーナスの使い道に投資を加えて自分にプレゼントをしよう!

投資をすると雪だるま式に資産が増え、お金に代わりに働いてもらって不労所得を得ることができます。十分な不労所得を得ることができたら、辛い仕事や残業まみれの生活から自分を解放してあげることも可能です。

好きなものを買うお金は頑張れば稼げますが、好きなことを好きなだけする時間は簡単には作れません。もしその時間を作ろうと思ったら、好きなものを買うお金を稼ぐ時間を犠牲にすることになります。
自分があくせく働かなくてもお金が入ってきて、自分は好きなことをしていられる生活。
それは未来の自分への最高のプレゼントではないでしょうか。

ぜひ、ボーナスの一部でも投資に充てて更なる自分へのボーナスをプレゼントしましょう!

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