30代、一人暮らしの独身女性が中古マンションを購入するまでの道のり

住まい探し

プロフィールにもありますが、2021年、私は31歳で都内に自宅マンションを購入しました。

理由は

「賃貸だと家賃がもったいないから」

実際に考えたことがある方、「いやいや私は賃貸派!」って方、「そんなお金ないよー・・・」って方、色々いると思います。
私は家を買うことを必ずしも推奨しているわけではないです。
その人のライフスタイルとか、持ち家、賃貸それぞれにメリット・デメリットありますから。

しかし、知人にもよく言われるのは「よく決断できたね」「実際買うとなると手続きとか難しそうで無理(>_<)」「どうやって決めたの?何件くらい見た?」など。

みなさん、遅かれ早かれ人生の中で
マイホーム購入の検討というステップを迎えることがあると思います。
実際に買うかは別としても。
もちろん、そのタイミングは結婚してから夫婦で考えることが多いと思いますが、
私のように一人暮らしで購入を考える人は多くはないと思いますし、
いても1人だと相談できる相手もいなくて結局購入には踏み切れず・・・
という方が多い気がします。

だから私のように実際に購入に踏み切った人の決め手とか、そこに至るまでの過程、買って後悔しなかったかなどがみなさんの決定に役立てばと思って体験談を公表しようと考えました。

そこで私は、購入検討から家探し、実際契約に至るまでの過程の体験をみなさんにお伝えしたいと思います。

実家からの卒業

初めに買おうと思ったのは、一人暮らしをしたいと本格的に考え始めたときでした。
普通にまずはじめに考えるのは賃貸を探すことだと思います。
私ももちろんそうで、不動産検索サイトで賃貸を探していました。

と、同時にその時から「家賃ってもったいないな・・・これだけの金額払えるんだったら、ローン払えるんじゃないの?」と思って調べところ、
同じような条件でも、月々の支払はむしろ購入の方が割安になることがあるということに気づいたのでした。

そこから賃貸と並行して、中古物件購入の案件も検索しては、月々の支払をシミュレーションして楽しんでいました(笑)


しかし現実は、頭金をある程度用意しなければ支払いが苦しく、当時貯金が多くなく、奨学金の返済も抱えていた私には、「絶対無理ではないが、物件は限られる」という厳しい状況でした。

実際、なんとかお金を工面しようとした結果、わざわざサーバー代とドメイン代を払ってブログを開設し、結局収益化できずに断念した形跡が未だに残っています(笑)

結果、私は結局賃貸で一人暮らしを始めました。
もう少し待って、お金を貯めて物件購入もありだったかもしれません。

しかし待たずに決断したのは次のような経緯がありました。

実家暮らしに限界を感じつつも行動に移せなかった

 私は30歳になるまで実家暮らしでした。

就職したときから、ある程度お金が貯まったら一人暮らしをしたいとは思っていたのですが、いざ仕事を始めると、
毎日が忙しくて住む場所や家を考えるどころでもなければ、
なんだかんだ疲れて帰ってもごはんが用意してあって、
脱いでおけば洗濯してくれて、お風呂はそのままにしておけば掃除がしてあって・・・

実家は、後述しますが他にものすごく不便な点があったので、
超快適!!とまでは言えなくても、
忙しい中で家探しをして、引っ越して、自分で家事をやって・・・
重い腰を上げてそこまでするほど、モチベーションは上がってなかったんですね。

そんなこんなで、25で就職してから5年間、なんだかんだ実家で親の脛かじってました(`・皿・´)
それが何故、一人暮らししよう!という話になったかというのが次のお話。

不便な実家から脱出したい!

27歳の頃、趣味の関係でTwitterを通してちょっとしたコミュニティができました。
その仲間と頻繁に遊ぶことも多くなり、飲みに行ったりカラオケに行ったり、
ちょっとした小旅行をしたり、
同じ趣味を持つ仲間だったので、一緒に遊ぶのめちゃくちゃ楽しかったんですね。

しかし、遊ぶ頻度が増えると、
元々嫌で堪らなくて、それでもなんだかんだ20年以上住んでいた家だから目を瞑っていた、
実家の決定的に不便な点がまた気になり始めました。それは、

駅からめちゃくちゃ遠い( ˘•ω•˘ )

私の実家は駅から徒歩40分かかります。バスで15分ほど。
もちろんもっと遠い方もいると思いますし、バスあるならいいじゃん、と言われるかもしれません。

しかし、このバスがまた、時間が読めなさすぎて困りもの。
最近こそバス会社のHPやアプリ等でバスの現在の位置情報を見ることができるようになりましたが、
時刻表通りにバス停に行ったって、待てど暮らせど来やしない(#^ω^)

駅からの帰りもまた困ったもので、
平日は11時、土日は10時半でバスが終わってしまう( ;∀;)
遅くまで残業しようものなら間違いなく帰れないし、
飲み会に行ったら二次会なんて顔だけ出して終わり・・・
仕事は成り立たないわ、楽しいことは逃すわ何も良いことない\(^o^)/

治安も悪く、弟は許可されてましたが女の私は帰りが遅くなる日は自転車禁止。
母はペーパードライバーで迎えに来れず。
タクシーに乗るしかない。

職場が家から1時間半、電車の本数も少ないためバスが少し遅れただけで大惨事。
昇進して仕事が更に忙しくなったのにバスが早く終わってしまうから仕事がなかなか片付かず、となると早朝から出勤するしかない・・・
薬剤師の仕事は立ちっぱなしで結構動き回るので案外体力仕事。
この上往復3時間の通勤は苦痛でしかありませんでした。

親からの反対と祝福

前述の通り、
私が検討していたマンション購入をやめて賃貸で一人暮らしを始めた理由、それは
・実家が駅から遠すぎて色々なチャンスを逃している
・通勤が大変すぎて仕事に支障&体力的にきつい
この点から、なるべく早めの段階で駅から近く、都内の便利な場所に拠点を構えることが大事だと思ったからです。
時間をお金で買う、それはある意味最大の投資です。
どんなにすごい会社に投資してリターンで儲けても、時間だけは還ってきませんから。

更にそこに拍車をかけた出来事がありました。

ある日、それほど本気ではなかったのですが、
母に「一人暮らししよっかなー」とこぼすと、

「家にいても家事もしないやつがどうして一人暮らしできんのよ!」
「やらなきゃいけない状況になったらやるってー」
「だったら家でやればいいでしょ!」

見事に喧嘩になりました(;´Д`)

この話を友達にすると
「反対されるなら、見に行って勝手に契約しちゃえば?保証人なんて保証会社使えばいいんだし。とりあえず内見行ってみようよ!」
と言われ行ってみたら普通に良い物件を見つけてしまい、あれよあれよで契約へ。


本当に勝手に決めて「一人暮らしするから!もう家も決めてきた!」と宣言することに(笑)

元々父は反対しない(自分も18で実家を出ているので反対のしようがない)と予想はしていましたが、
ショックだったようで口数が少なく、
逆にまた喧嘩になると思っていた母は反対もせず物件のパンフレットに食いついてきました。
こうして私の一人暮らしは始まりました。

自分の人生は自分で決める

私の両親は、私が長女なのもあってかなんだかんだと干渉したがるところもあったし、
私が幼い頃ちょっと(いや、かなり?)ボーっとしていてどんくさくて、
“勉強はできるけど知恵がない”とずっと言われて育っていたので、
何か新しいことを始めようとすると何かしら小言や文句を言われたり、反対されたりしていました。

そんな環境が嫌で、早く自分一人で何でも決めて行動できるようになりたかった、
それが賃貸でも良いから一人暮らしに踏み切りたかった3つめの理由です。

私が一生懸命、最近の子はそれが普通なんだと説得しても、
猛反対されて泣き寝入りすることもあれば、
やっとの思いで説得して許可をもらった事柄が、
弟の時にはプレゼン不要ですんなり聞き入れられていたりして

両親は“私のやることなすこと反対して叩き潰そうとする人”だと思っていました(;’∀’)

でも、成人したら、自分の意思でできないことなんて何もありません。
親の許可をもらわないとできないことなんてない。
だから先に家を契約して周りを固めてから親に話す、という決意をしました。

これはほんの数日前に母から聞いた話ですが、
母は私と喧嘩になった後、反省したらしいです。

私が独立しようとしているのを、反対してしまったこと
“このままここ(実家)にいたって、何をしてあげられるわけでもないし・・・”

と。涙が出そうになりました。
忘れっぽくてしょっちゅう“そんなことあったっけ?”と言ってる母が、
ちゃんと覚えてた。

確かに母は、昔から何かにつけて小言を言いたがるところはありました。
だけど・・・
先ほどの見出しにつけた「祝 独立」というタイトルは、
一人暮らしを始める私に、
両親から引っ越し祝いとして渡された祝儀袋に書かれていたものです。

親元を離れ、一人の力で生きていこうとする私の決断は、きちんと後押ししてくれた。
先に弟が結婚して家を離れ、私まで出ていくのは寂しかっただろうに。

放任主義で、自分の意思を大切にして育てられた方も多いと思うので、
我が家はちょっと特殊なのかもしれません。
でも、ねじ伏せられてきたからこそ、大事な決断を一つ、
自分の意思で押し通せた喜びもひとしおです。

そもそもねじ伏せられたと思っていたのも自分だけなのかもしれません。
毒親とまで言うほどとは思いませんから。
でも、成人して、かつ自分でお金を稼げるようになった時点で、できないことなんてありません。

“〇〇が反対しているから”

本気でやろうと思ったことは、どんなに反対されてもやったはず。
周りが反対するからめんどくさいなーと抵抗すら試みなかったことは、たぶんそれほど本気じゃない。

子どもの頃から散々色々交渉を持ち掛けては色々反対されてきて、うまくいったこともあればいかなかったこともある。
一生をかけて、頑固な両親相手にプレゼンをしてきたようなものです。
人生の中で何度もやりすぎて、「またあれやるのかー、疲れる」
と大したことでなければプレゼンすることすら諦めることもありました(笑)

でも本当にやりたいことはちゃんとしっかりプレゼンしてきた。
ちゃんとぶつかって、筋を通せばうちの親もただの頑固じゃない(笑)

2年後、夢のマイホーム

少しでも早く一人暮らしをして、自由とチャンスを掴みたかったしょうこ。
結局家は買いませんでした。
次回の記事は、2年後実際に家を購入する過程をお伝えします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました